目次
1.信念は行動を制約する?
大半の人間は変化を好まない。
まずはその現実を向き合おう。
ウシガエルが水を受け付けないように、人間も異なる行動になかなか出ようとしない。

着こなし、ヘアスタイル、働き方、話し方など、小さな物理的変化を
させるだけでもかなり大変だ。
では、人生に対する信念を変えさせることはできるのか?
心理学者は知っている。
自分の信じていることが不正確だったり一貫性がなかったとしても、
(そしてそれに自分自身が気づいていても)人はそれを守る。
まるで信念があるということが、何か自分の生存に結びついているかのように。
これはまさに自我(エゴ)がやっていることにほかならないが、どんなものでも生存に結びつければ、あなたは容赦ない強敵にもぶつかっていけるということだ。
さいわい、あなたの製品に対して人が抱いている信念を変える方法はたくさんある。
あなたの製品が欲しいとも必要だとも思わないという信念がその最たるものだ!
焦点をそういう態度そのものから潜在する信念へと切り換えることによって、
特に効果的な手法が機能するようになる。
2.信念の焦点を変える
たとえば、あなたの奥さんが、
「ブログで稼ぐなんて、どうせ無理に決まっている。
早く旦那には深夜バイトでもして、手っ取り早く家計に余裕をもたせてほしい」

といった信念をもっていたとする。
あなたはどうするだろうか?
奥さんの焦点は「家計を楽にしたい」というところに集中している。

そこで、焦点を変えて、
「深夜バイトをするとどうなるか?」
に焦点を当てて説明してみる。それも客観的なデータやイメージを利用して・・・
深夜バイトをすると・・・
・体のリズムが崩れて、健康を害するリスクが高まる。
→病気の原因の多くが、生活習慣やストレス。
→病気になると、医療費がかかり、働けなくなるから、生活がさらに苦しくなる。

・強盗にあったり、不審者にあったりするリスクが高まる
→犯罪にまきこまれたり、大けがをしたら、働けなくなり、生活がさらに苦しくなる。

その点、「ブログを書く」のは自宅でコツコツやる仕事。
- 家事も育児も手伝える。
- 深夜バイトに比べたら、病気や、危険な目にあうリスクは少ない。

こういう流れで説明すると・・・
「ブログで稼ぐ」ことに興味をもちはじめ、さらに、あなたのブログ執筆活動に協力してくれるかもしれない。

その結果はもちろん、収益が・・・
3.信念を変えるより信念の重みを変える
もう一つのアプローチは、信念そのものではなく信念の「重み」を変えることだ。
すでにもっている信念を変えるよりも、それを強めたり弱めたりするほうが簡単だからだ。
さきほどの例でいうと・・・
「深夜バイトで稼ぐ」という信念 → 弱めたい
「ブログで稼ぐ」という信念 → 強めたい
深夜バイトがいかに健康に悪いかの例をあげると、
吉野家の深夜バイトをしていたとき、朝から夕方の勤務の人で、
社会保険に加入している人は、健康診断が年に1回だった。
でも、深夜バイトの人は年に2回。
これ自体が、深夜バイトが健康リスクが高いことを証明している。
また、過去に倒れたことがある、現在持病を抱えている、
という深夜バイトの同僚が何人もいた。
深夜バイトで健康を害する
→入院で医療費大、働けなくなることで収入減。
これで「深夜バイトで稼ぐ」という信念が弱まったのではないだろうか。

次に「ブログで稼ぐ」という信念を強めたい。
かかる費用は「ドメイン代」「レンタルサーバー代」くらい。
合わせて、安いもので年間3000円くらいです。

リスクなしではじめられる。
在宅の仕事なので、奥さんの家事も手伝えるし、育児も手伝える。
家庭も仕事も両方とも大事にできるのが、「ブログで稼ぐ」という選択肢。
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