目次
1.接種理論とはなんだろう?
接種理論は、インフルエンザ予防のために受ける予防接種と同じような効力を発揮する。
ワクチンは細胞培養というプロセスを経て、弱体化されたウィルスからできている。
ウィルスは鶏の胚細胞で育てられるが、この胚細胞が、ウィルスに繁殖法を伝える遺伝子を変化させる。
このため、培養されたウィルスは人体中であまり繁殖できなくなる。
だが、あなたの腕に接種されると、あなたの体はまるでウィルスが弱まっていないかのように反応し、すばやくウィルスを攻撃して殺す。
これによって、実はあなたの体は強くなり、接種されたウィルスに対して
その後ずっと耐性をもつようになる。

接種理論もこれと同じように機能する。
社会心理学者でイエール大学教授のウィリアム・J・マクガイアによって考えだされた接種理論は、製品やサービスに対し消費者がすでに抱いている態度に「弱い」反論を示し、その態度を強めるために利用される。
「弱い」反論に巧みにあやつられた消費者は自分の見解を守り、それゆえ自分の態度をさらに強めることになる。
これには、3段階のステップがある。
- 切迫した攻撃がくると注意をうながす。
- 弱い攻撃をしかける。
- 強い守りをうながす。
2.弱い反論で相手をあやつる
弱い反論(=ワクチン接種)は、あなたの考えと決意を攻撃し、
批評眼をもってそれらを守るようにと働きかける。
要するに、あなたは巧みにあやつられ、自分の見解について
掘り下げて考える。
そしてその結果、自分の考えや気持ちをさらに強めることに
なるのである。
たとえば・・・
あなたがブログで稼ぐ、ブログで副業をすると決意したとする。
そこで、私がこのように言ったら、どうだろうか?
あなたが「ブログで稼ぐ」「ブログで副業する」と、妻に宣言したら、
あなたの奥さんは、すぐさま反対するかもしれない。
(→切迫した攻撃がくると注意をうながす。)
例えば、こんなふうに言ってくるかもしれない・・・
『「ブログで稼ぐ」なんて、何をのんきなことを言ってるの!
早く、深夜のアルバイトでもして、確実に稼いでちょうーだい!』
(→弱い攻撃をしかける。)
そう言われたら、あなたはどう反論するべきか?
(→強い守りをうながす。)

あなたはブログで稼ぐメリットを必死に考え、どうやったら、
妻を説得できるか、頭を悩ますだろう・・・
- ブログはほとんど初期費用がかからない。
- 実際にブログで稼いでいるプロブロガーを何人も知っている
- 深夜のバイトをしても一時的だし、どんどん年をとってきつくなる。
などなど・・・
そして結果、ブログで稼ぐ、ブログで副業する決意をより一層強めるのではないか。
3.ライバルにできないことをアピールする
ここでも「ブログで稼ぐ」という例をもって、説明してみよう。
「ブログで稼ぎたい」となんとなく思っているあなたに対して、
こういうお誘いが頻繁にくるようになるでしょう・・・
「このブログ教材を買ったら、1ヵ月で10万円は稼げます」
「本気でブログで稼ぎたいなら、これぐらいの投資は必要です」
でも、こういう誘いをする業者は、
「その方法が、一時的な方法で、いつ使えなくなるかわからない、
単なる一時的なテクニックである」ということを言いません。
私が教えるのは、ブログで稼ぐための「本質」です。
だから、すぐに使えなくなるようなことはありません。
本質だから、本気で取り組んだ時間や労力が無駄になることはありません。
本質だから、すぐに、簡単に稼げる内容ではありません。
半年、1年真剣に取り組んで、3万円を稼ぎましょう!
という、とっても地味ですが、着実に実行できる内容です。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、接種理論を使って、ライバルに差をつける
文章を書いていきましょう。
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